この記事はEL ORIGENの学びの記録です
この記事は、カッピング会や展示会への参加を通じて、EL ORIGENがコーヒーの品質、産地、味わいをどう学んできたかを残す記録です。イベント名だけで終わらせず、今のコーヒー選びにもつながる視点を整理しました。
| 見るポイント | この記事の価値 | 次に深めたい内容 |
|---|---|---|
| カッピング体験 | プロや専門店がどのように味を確認しているかがわかる | 香り、酸味、甘み、余韻の記事で味の言葉を増やす |
| 産地理解 | 国や農園、精製方法による違いに気づける | 南米コーヒーガイドで産地ごとの特徴を見る |
| 仕入れ・品質 | EL ORIGENが品質を学び続ける姿勢が伝わる | 商品一覧で現在扱っている豆を確認する |
あわせて読みたい記事
結論
Qima Coffeeのカッピング会で、イエメンコーヒーの再興とエクアドル36種の衝撃を体感しました。本記事では、持続可能な未来を切り開く具体的な取り組みと、全品が高評価を得た驚きのカッピング体験を詳しくレポートします。
- イエメン在来種「Yemenia」の発見とブランド化
- ACE連携の国際オークションで生産者を支援
- 36種すべてがスコア87点超えの高品質
先日、新宿駅から徒歩4分の「COVERT COFFEE」にて開催された、世界最高峰のコーヒーサプライヤーQima Coffee(キマ・コーヒー)様のカッピング会に招待いただき、参加して参りました。
今回のカッピング会は、アラビカ種の起源であるイエメンの再生、そしてエクアドルの未知なるポテンシャル。私たちが目指す「持続可能なコーヒーの未来」の先駆けを行く、偉大な先輩からの学びの場となりました。
1. イエメンコーヒーのブランド化・再興:Qima Coffeeの圧倒的なファクト
まず、Qima Coffee様が取り組まれているプロジェクトについてのプレゼンテーションがありました。その内容は、私たちが掲げる理念とも深く共鳴する、驚くべきファクトの連続でした。
「Yemenia(イエメニア)」の発見とブランド化
イエメンはコーヒーの歴史の原点ですが、長年の内戦で産業は荒廃していました。Qima Coffee様は、イエメンの在来種を遺伝子調査し、新種「Yemenia(イエメニア)」を特定。従来の「モカ」とは一線を画す高クオリティなコーヒーを世界に証明しました。
生産者の未来を守る「持続可能な取り組み」
ACE(アライアンス・フォー・コーヒー・エクセレンス)と提携した国際オークションを主催し、生産者に正当な対価が支払われる仕組みを構築しています。
- 技術指導とダイレクトトレード: 農家への技術指導から収穫後処理(プロセス)まで一貫して手がけ、生産者の収入を向上。
- 人権方針の遵守: 伝統的な段々畑を守り、労働環境に配慮したサステナブルな農業を現実のものにしています。
2. 私たちの使命:スローガン『Gradation World』への想い
現地の農園を本気で助け、現実的に世界を変えていくQima Coffee様の姿勢を目の当たりにし、改めて私たちの存在意義を強く実感しました。
私たちEL ORIGENも、『Gradation World(グラデーション・ワールド)』というスローガンを掲げています。 これは、コーヒーという媒体を通じて、世界に存在する「富の偏り」や「不条理な格差」という境界線を滑らかにし、関わるすべての人を豊かにしていく取り組みです。
いつかQima Coffee様と共に、より良い世界を作るためにお仕事ができる日を目標に、私たちも一歩ずつ歩みを進めていきます。
▼ 私たちが目指す未来と、会社理念についてはこちら [EL ORIGEN:About Us(私たちの想い)] (リンク:https://elorigen-coffee.com/about/)
3. カッピング体験:全36種が「スコア87点超え」の衝撃

プレゼンテーションの後は、いよいよ本題のカッピングです。 ずらりと並んだのは、エクアドル各地の小規模農園から買い付けられた選りすぐりのラインナップ。驚くべきは、全36種類以上のすべてがカッピングスコア87点超えという、驚異的なクオリティです。
SCA(スペシャルティコーヒー協会)のカッピング基準を確認すると、100点満点中80点以上のスコアを獲得したロットが「スペシャルティコーヒー」と定義されています。今回試飲した36種はいずれもこの基準を大きく上回る87点超えで、産地としてのポテンシャルの高さが数字でも裏付けられた形です。
エクアドルは赤道直下でありながらアンデス山脈が国土を南北に貫くため、低地から標高1,800m級まで気候帯が入り組んでおり、産地ごとに向く品種や精製方法が変わります。専門店で高品質アラビカとして扱われるのは、南部ロハ県など標高500〜1,800mの高地が中心です。産地ごとの違いや、ガラパゴス諸島で栽培される希少な有機栽培コーヒーについては別記事で整理しています。今回のカッピング会の背景をより詳しく知りたい方は、エクアドルコーヒーの産地ガイドもあわせてご覧ください。
INEC(エクアドル国家統計センサス機関)とAnecafé(全国コーヒー輸出協会)の2023年データを確認すると、エクアドル全体の栽培面積は30,314ヘクタール、生産量は約5,584トンです。コロンビアやペルーと比べると、生産規模はそれほど大きくありません。だからこそ、今回のように高スコアのロットが36種類も揃う機会は貴重だと感じました。エクアドル産の豆も、今後EL ORIGENの商品ラインナップに加わる可能性を探っていきたいと考えています。
印象的だった一杯:Aurum農園 ゲイシャ(ナチュラル)
数ある素晴らしい豆の中でも、私の心に最も深く刻まれたのはこちらです。
- 農園: Aurum農園
- 品種: ゲイシャ種
- 精製方法: ナチュラル
- 標高: 1,660m
- カッピングスコア: 87.79
挽きたての粉(ドライ)の香りの良さはもちろん、口に含んだ瞬間に広がる圧倒的な甘さ(Sweetness)が印象的でした。エクアドルのテロワールがこれほど洗練された形で表現されていることに、深い感銘を受けました。
4. まとめ:学びを、皆様へ届ける一杯に
今回のカッピング会は、コーヒーの多様性を肌で感じる絶好の機会であったと同時に、Qima Coffee様という「先駆け」への深いリスペクトを再確認する日となりました。
「美味しい」の裏側には、必ず「人の情熱」と「科学的な裏付け」があります。今回の学びを、私たちが皆様に届けるコーヒーのクオリティ、そして公式LINEやブログを通じた「知ってよかった」と思える情報発信に活かしていきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
よくある質問
Qima Coffeeのカッピング会はどこで開催されましたか?
新宿駅から徒歩4分の「COVERT COFFEE」で開催されました。
Qima Coffeeが発見したイエメンの在来種の名称は何ですか?
「Yemenia(イエメニア)」という新種を特定し、ブランド化しました。
Qima Coffeeは生産者支援のためにどのような取り組みをしていますか?
ACEと提携した国際オークションを主催し、技術指導やダイレクトトレードで生産者に正当な対価を支払う仕組みを構築しています。
カッピング会で提供されたエクアドルのコーヒーは、全品どのような評価でしたか?
全36種以上のすべてがカッピングスコア87点超えという驚異的な高品質でした。
Qima Coffeeのイエメンコーヒー再興プロジェクトの背景には何がありますか?
長年の内戦で荒廃したイエメンのコーヒー産業を、在来種の特定と持続可能な取り組みで再生しています。




