EL ORIGENでは、今後、オファーリングのカッピング会を初めて開催していきます。
これまで私たちは、国内に在庫を持ち、自社で仕入れたコーヒー豆をBtoC向けにも、BtoBの卸売向けにも販売してきました。
ありがたいことに、これまでにも多くのスペシャルティコーヒー店様、カフェ様、ロースター様に、EL ORIGENが仕入れたコーヒー豆を使っていただいています。その一つひとつのご縁に、心から感謝しています。
そして今回、少しだけ次の段階に進みます。
現地の農家・生産者から、今年採れたばかりの新鮮なサンプルを受け取り、日本で複数回カッピング会を行う予定です。
ただ在庫として入ってきた豆を紹介するのではなく、これから日本に届ける可能性のあるロットを、カフェ・ロースターの皆さまと一緒に確認していく。そんな新しい試みです。
正直に言うと、緊張しています。
オーダーが集まらなければ、そのロットを日本に届けることは難しくなります。それでも、できるだけ鮮度の高い状態で、本当においしいコーヒーを皆さまに届けたい。その思いで、今回のオファーリングカッピング会を準備しています。

オファーリングカッピング会とは
オファーリングカッピング会とは、輸入・仕入れ前、または本格的な販売開始前のサンプルを、コーヒー事業者様に向けてカッピングしていただく場です。
通常の試飲会とは少し違います。
完成した商品を「これを買ってください」と紹介するだけではなく、産地から届いたサンプルを実際に飲み、香り、酸味、甘み、余韻、クリーンさ、焙煎の可能性、店舗での提案しやすさまで一緒に確認していきます。
カッピングは、コーヒーを同じ条件で比較し、品質や特徴を確認するための方法です。SCA(Specialty Coffee Association)でも、コーヒーの評価や価値をより立体的に見るための基準や考え方が整理されています。
今回EL ORIGENが行いたいのは、点数だけを見るカッピングではありません。
- このコーヒーは、どんなお客様に喜ばれそうか
- どの焙煎度で魅力が出そうか
- お店のラインナップに入れたとき、どう伝えられるか
- この価格で、本当に納得して扱えるか
そうした、実際の現場に近い視点で一緒に確認する会にしたいと考えています。
これまでのEL ORIGENの卸売について
EL ORIGENは、南米を中心としたスペシャルティコーヒーを扱っています。
これまでは、私たちが現地からコーヒーを仕入れ、国内に在庫を持ち、その中からカフェ様・ロースター様へ卸売としてご提案する形をとってきました。
この形には、良い点があります。すでに国内に在庫があるため、必要なタイミングでご案内しやすい。少量からでも相談しやすい。実際の商品として、状態を確認しながら届けられる。
一方で、どうしても限界もあります。
現地で今年採れたばかりのサンプルが届いた瞬間の鮮度感や、これから選ばれていくロットの可能性を、リアルタイムで共有することは簡単ではありませんでした。
だからこそ今回、オファーリングという形に挑戦します。

なぜ今、オファーリングに挑戦するのか
理由はとてもシンプルです。
できるだけ鮮度の高い状態で、本当に良いコーヒーを届けたいからです。
コーヒーは農産物です。同じ国、同じ農園、同じ品種であっても、年によって表情が変わります。雨の量、気温、収穫のタイミング、精製、乾燥、保管。いくつもの要素が重なって、その年の味が生まれます。
今年採れたコーヒーには、今年だけの表情があります。
その状態を、できるだけ近い距離で確認し、納得した上で日本に届けたい。さらに、私たちだけで決めるのではなく、実際にお店でコーヒーを扱う皆さまの声も聞きながら、より良い形で届けたいと思っています。
オファーリングは、簡単な仕組みではありません。
事前にサンプルを確認し、関心のある事業者様と共有し、必要な数量や価格、輸入時期を見ながら進めていく必要があります。オーダーが集まらなければ、成立しないこともあります。
それでも、やる価値があると思っています。
良いコーヒーを良い状態で届けるために。
生産者がつくったロットを、きちんと価値として日本に届けるために。
そして、カフェやロースターの皆さまが、自分たちのお客様に自信を持って提案できる一杯につなげるために。
参加していただきたい方
今回のオファーリングカッピング会は、基本的にBtoB向けで開催予定です。
カフェ様、ロースター様、コーヒー豆を扱う事業者様、今後スペシャルティコーヒーの仕入れを考えている方に向けた内容になります。
特に、以下のような方には合うと思います。
- 南米スペシャルティコーヒーの仕入れ先を探している
- まだ日本に広く出回っていないロットを見たい
- 産地や生産者背景まで含めて提案できる豆を扱いたい
- お店のラインナップに、新しい表情のコーヒーを加えたい
- 浅煎り・中煎り・フィルター向けの豆を探している
- カッピングを通して、仕入れ前に品質を確認したい
- EL ORIGENの南米コーヒーを卸売で扱ってみたい
すでにお取引のある事業者様はもちろん、初めての方も歓迎です。
当日確認したいこと
今回のカッピング会では、ただ「おいしい」だけで終わらせず、実際の仕入れや店舗提案につながる確認をしていきたいと考えています。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 香り | 第一印象で伝わる華やかさ、果実感、甘い印象があるか |
| 酸味 | 刺すような酸ではなく、明るく心地よい酸として感じられるか |
| 甘み | 冷めてからも甘い余韻が残るか |
| クリーンさ | 雑味が少なく、透明感のある飲み心地か |
| 店舗での提案 | お客様に説明しやすい味わい・背景・価格帯か |
| 仕入れ判断 | ロットの個性、数量、価格、導入時期が店舗に合うか |

新鮮なサンプルを、日本で複数回カッピングします
今回のオファーリングカッピング会は、一度きりではなく、日本国内で複数回行う予定です。
できるだけ多くのカフェ様・ロースター様に、同じタイミングで今年のサンプルを見ていただきたいからです。
現地から届いたサンプルを、私たちだけで判断して終わらせるのではなく、実際にお客様へコーヒーを届けている皆さまと一緒に見たい。
その声を受け取りながら、どのロットを日本に届けるべきか、どのような形で紹介すべきかを考えていきます。
もちろん、すべてがうまくいくとは限りません。
オーダーがまとまらなければ、輸入できないロットも出てくると思います。だからこそ、このカッピング会は私たちにとって挑戦です。
それでも、産地で生まれたばかりの良いコーヒーを、鮮度の高い状態で日本に届けられる可能性があるなら、やってみたいと思っています。
EL ORIGENが大切にしていること
私たちは、コーヒーをただの商品として扱いたいわけではありません。
もちろん、品質は大切です。香りが良いこと、甘みがあること、余韻がきれいなこと、雑味が少ないこと。カフェやロースターの皆さまが安心して扱える品質であることは、前提です。
でも、それだけではありません。
その豆を育てた人がいて、収穫し、選別し、精製し、乾燥し、輸出の準備をしている人がいます。その積み重ねがあって、ようやく日本で一杯のコーヒーになります。
EL ORIGENという名前には、原点という意味を込めています。
コーヒーの原点にある産地や生産者の思いを、できるだけ正しく、できるだけ温度を失わずに届けたい。今回のオファーリングカッピング会も、そのための一歩です。

参加希望の方はお問い合わせください
今回のオファーリングカッピング会に参加してみたいカフェ様、ロースター様、コーヒー事業者様は、EL ORIGENのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
日程、会場、対象ロット、参加枠などは、順次ご案内していきます。
- まだ取引するかは決まっていないけれど、サンプルを見てみたい
- 南米の新しいロットを探している
- まずは話を聞いてみたい
そうした段階でも大丈夫です。
新しい取り組みなので、私たち自身も緊張しています。けれど、良いコーヒーを、良い状態で、必要としてくださるお店へ届けるために、まずはこの一歩を踏み出してみます。
オファーリングカッピング会への参加をご希望の事業者様へ
カフェ様、ロースター様、コーヒー豆を扱う事業者様で参加をご希望の方は、下記よりお問い合わせください。日程・会場・対象ロットが決まり次第、順次ご案内いたします。
よくある質問
オファーリングカッピング会とは何ですか?
現地から届いた新しいサンプルを、販売開始前または輸入判断前にカッピングし、品質や仕入れの可能性を確認するBtoB向けの会です。
一般の人も参加できますか?
現時点では、カフェ様、ロースター様、コーヒー事業者様を中心としたBtoB向けで開催予定です。将来的には、一般の方にも参加いただけるカッピング会も行いたいと考えています。
参加したら必ず注文が必要ですか?
必ず注文が必要という形ではありません。まずはサンプルを実際に飲み、品質や店舗での提案可能性を確認していただく場として考えています。
どんなコーヒーをカッピングできますか?
南米を中心に、現地の農家・生産者から届く今年収穫された新鮮なサンプルを予定しています。対象ロットは会ごとにご案内します。
参加希望はどこから連絡すればよいですか?
EL ORIGENのお問い合わせフォームよりご連絡ください。カフェ名・ロースター名・担当者名・参加希望の旨を添えていただけるとスムーズです。



